虹色Berryz
山道を歩いてるとそこには塀があった。そしてその上には卵。
「ジャーバウォックジャバウォック~♪」
なんかどっかで聞いたことがあるよーなメロディで歌ってるあの卵の顔、見覚えあるんだけど。あぁ、やっぱり変な人と関わることになるんだ。
「私は変な人じゃない、ハンプティヘカテプティであーる。」
やっぱりヘカテーちゃんか・・・。
「今日はみんなにトランザムシステムとGNドライヴについてレクチャーしよう。」
あ、ヘンゼルさんやグレーテルちゃんと同じだ。「まずGNドライヴとは俗に太陽炉とも言い、重粒子を蒸発させることなく質量崩壊させ、莫大な陽電子と光子を発生させることにより、莫大なエネルギーを半永久的に生み出す装置のことだ。出力の割に小型化が容易であり、排熱量の低さから隠密性にも優れる。そしてそれぞれに微細ながら「個性」のようなものがあるらしく、「相性」の良さが必要な太陽炉を二つ必要とするツインドライヴ開発の際に語られているのだ。ちなみに、製造にはかなりの年月が必要で、更に木星みたいなとこでなきゃ作れない。一機あたり運搬とか含め製造に40年はかかるのだ。
そしてトランザムはオリジナルのGNドライヴにあらかじめ組み込まれていたシステムだ。機体内部に蓄積されていた高濃度圧縮粒子を全面開放することで機体が赤い光に包まれ、スペックを極限に上げる。しかしこれは大量のGN粒子を消費し、使用時間の制限と、時間終了後は粒子の再チャージまで機体性能が大幅に低下するなど、諸刃の剣で、太陽炉を作ったイオリア博士が残した最後の希望である。ちなみにメカによっては、このシステムの使用を前提に設計されているため、任意での途中解除が可能となり限界時間到達後も一定以上の戦闘行動は行えるようになっているのもある。あ、ちるみたちが使う地球のメカのトランザムは、主動力の螺旋粒子(生命の力である螺旋力を粒子化したもの)の高密度圧縮状態を全面解放で使い、同時に予備動力である太陽光エネルギー、月スーパーマイクロウェーブエネルギー、要は機体をその機体の動力源を全稼働状態させることだ。これにより全性能は極限まで上がるが、一定時間後エネルギーを使い切るため終了と同時に月からのマイクロウェーブをチャージする必要がある。」
うわぁ・・・すごい雑学だ・・・。本編じゃ確実使わない雑学だ・・・。
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