虹色Berryz

どうしたら帰れるかな?~時間よ戻ってくれ最初の日に戻りたい~

帰りたくても帰り方がわからない私達はとぼとぼと歩いていたのだが、やっぱりここは不思議の国、とんでもないことがあるのです。
「チェシャァァァァァァァァァァ!!!!」
って、またちゆりが襲ってきた!
恐るべき速度で私の背後に飛んだちゆりは右手にソース、左手にあげ玉を構え、そして頭には日清のUFOといかにも90年代中頃のお茶の間を騒がせたCMヒーロー(UFO仮面ヤキソバン)を彷彿とさせる格好で私と対峙してる。
そして
「覚悟するチェシャ。ケトラー!」
思いっきり90年代中頃のお茶の間を騒がせたCMヒーローっぽくルフに迫ってきた。
「誰がケトラーじゃ!デーブ・スペクターのがそれっぽいわ!」
ボゴッ
「めきょっ!?」
おおっ!熱血パンチだ!熱血パンチがちゆりを捉えた。
「とまぁ冗談はおいといてだチェシャ、ちるみにみんな。この不思議の国から帰る方法ならあるチェシャ。」
ちゆりが鼻を押さえながらそう言った。
え?知ってるん?
「私の姉さんの友達が別次元に行く術を持ってるチェシャ。その人に会いに行けばイイチェシャ。でも、その前に姉さんに会わなきゃダメチェシャ。私についてくるチェシャ。」
このちゆりについてったら不安だけどこの不思議の国でもっと色んな目にあいたくないからついて行こう。うん。それがイイ、それが1番だ。







かれこれ1時間は山を歩いてる気がするけど、まだかな?







「着いたチェシャ。姉さん。話があるチェシャ。」
姉さんって言ったらプリシッラちゃんだよね?こっちじゃやっぱりみんなみたいにはっちゃけてんのかな?
「新聞なら間に合っとるがや!」
!!!第一声がそれ!?
「ちゆり、おみゃ~何しに来たが?」
半眠りなせいかそのプリシッラちゃん、もといヤマネッラちゃんは目付きが鋭くてなんか怖い。
そんなちゆりが彼女に事情を話してる。
「ねぇやるほど、わかったがや。紹介状がいるが私に任せときゃんせ。ちゆり、おみや~も行くがよ。」
やっぱりまだちゆりとは一緒なんだ。
けどまぁあとはその友人のとこに行くだけだよね?これ以上変な人と関わりませんように。
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