貴方と居た時間。
「私…」


知佳は自然と口を開いた。


「ん?」


啓太は聞き返す。


「私…。私、店長が好きです。」


知佳は啓太への想いを止められなかった。

知佳を抱き締める啓太の腕の力が、ギュウッと強くなる。
知佳の目からは涙が溢れていた。

「俺…結婚してるよ?」


「うん…。」


「…子どもも一人居る。」


「うん…。」


「それでもいいの?」


「うん…。店長と居たい。」






―ねえ、啓太。


私、知らなかったよ。
啓太も私と同じ気持ちだったなんて。


あの時私が伝えていなかったら、二人はどうなっていたのかな?


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