失恋ダーリン恋してハニーイ
花月ちゃんの評判は誰に聞いても悪いものはない。

花月ちゃん?

あのね。
アタシ…
悔しくて
くやしくて…

ううんっ。
違うな。
うらやましいんだ。何に対してだか分からないけども…

この気持ちなんだろう…。
今まで考えても無かった。
啓介…
アタシ以外の女の子が特別な存在になるんなんて…。

アタシは幼なじみ。花月ちゃんは彼女。
考えなくても…。
どちらが啓介のより大切な存在になるかなんて、
わかりきってる。

いまさら隠しごとなんて
酷いよ。

よりによって
大事なこと隠すなんて。

アタシの年齢の分の啓介への信頼。
アタシと啓介…
産まれてから
ずっと一緒にいたんだよ?
産まれた病院も
誕生日も一緒で。
家もお隣さんで。
保育園も小学校も中学校も一緒で。

誰よりも一番信頼してるし、
この学校中、誰を探したってアタシより啓介のこと知ってる人いないと思う。


そう


何でも話せる人
そう思ってたのは…アタシだけだったんだね?
それ…だけが
悲しいくて。

それ以外の気持ちなんて今は無いんだよ?



ー「おいっ!バカ起きろ!」―

あの…声。
あの
少し低めの声。
啓介の声だね?

―「おいっ!!中川葵?

< 2 / 6 >

この作品をシェア

pagetop