マイLOVEヒーロー

夕日に輝くプライベートビーチを3人で歩いた



今は2月で、


旅行シーズンじゃないせいか砂浜には私達3人だけしかいなくて




真っ白な砂浜を私達の足跡だけがサクッサクッと音をたてながら

後を残した



スカイブルー…………




その言葉がピッタリの綺麗な海




夕日に染まり



キラキラと輝く波が



「綺麗……………」


「うん、、本当だ……」



私と桜汰君の言葉さえも飲み込むような気がした




波打ち際で



銀星は水に足をつけて



パシャパシャと遊んでいた


近くて寄り添いながら見つめていた私の手を



「あ…………」



桜汰君がそっと握ってきた



「俺、今すげぇ幸せかも…」



指先から伝わる桜汰君の体温



優しく握られている手をそっと握り返して



「私も、、、、すごく幸せで、幸せ過ぎて…不安になる、」


幸せと不安はいつも隣り合わせ



今の一瞬が幸せであるほど




いつか終わりが来るんじゃないかって不安になる


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