宇宙いち可愛いでしょ?


私は偉そうに目も見ないで、ただ頷く。


彼が寂しそうに車の窓を閉めるのを、いつも知らずに学校の中へと歩いていく。


学校の中まで入ると


キャーキャーって


女子までも騒ぐ始末。


ま、当たり前。


私より可愛くて、美人な女なんていないんだから。


私は男子にも女子にも憧れの的でしょ?




勉強だってそこそこできるし、運動音痴って程でもないし。


今まで手に入らないものなんてなかった。


今だってそう。



大きな目に高い鼻で整った顔。


綺麗で長い脚。


みんなが憧れる程の細さ。


けど、男心を擽る私の体。


私が気に入った男は私のことも気に入ってくれる。


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