カラカラライフリズム
すると、追いかけて来た光が自慢するように、
わくわくと弾んだ声で、


「よく覚えてるな、いっちゃん!

俺あの時、部屋出てから超驚いたんだぜ?

あれ、遺体収容部が来ねーなーって思ってたら、
死体運ぶ担架で代わりにうなされてるハゲのおっさん運んでて、

その部下みてーなのがおろおろしてて、

それで清掃部の奴等、おっさんが吐いたゲロ掃除してて……」

「別に言わなくていい。
お前の噂は、結構メールで伝わって来るから」

「え、いっちゃん携帯持ってたっけ?

ならアドレス教えろよ!」



「やだ」


一樹は、遂にバックで光の顔面をぶった。

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