カラカラライフリズム

当然の結果

次の日。




――床に落ちた額縁、砕けた花瓶、
足の折れた机、スプリングの飛び出したソファー……。




樋口は、溜息を吐いた。



やっぱり、きちんと言っておくべきだった。



荒らされた応接室の隅で、
晴喜は膝を抱えてしゃがみ込んでいた。







その近くで、一樹と光が疲弊し切って、座り込んでいた。




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