カラカラライフリズム
晴喜は少し何かを考えてから、


「いつ?」


と尋ねた。

少し、声がそわそわしている。

「明日、早朝から……」

「何時?」

「お前が決めていい」

「じゃあ七時」

「了解」

予想していたより遥かに早く、
それもスムーズに事が運び、晴喜の部屋を後にした樋口は、
進藤に電話をかけた。……だが、出ない。

舌打ちをして、言うつもりだった内容を、メールにしたためた。

その時、晴喜に「光もいる」事を伝えるのを忘れたことに気付いた。

……厄介なことになるかもしれない。


後は、一樹に任せよう。
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