カラカラライフリズム



しばらくして、混乱が止んだ頃、晴喜は自分がいるその場所を観察し始めた。


室内は、無機質なコンクリートの塊……。


辛うじて鉄格子付きの窓があるだけで、置いてあるものは粗末な椅子とランプのみ。


電気は消されたのか、明りの点いたランプのオレンジ色の光だけが、ぼんやりと闇に浮かんでいる。



その光を見ると、どうしてだか胸が苦しくなった。



< 420 / 860 >

この作品をシェア

pagetop