カラカラライフリズム
 


村田は、汚いものが大嫌いだった。
 


それが例え物でも、生きている虫や動物や人間だったとしても。


誰にも言った事は無かったが、汚いものは、その存在すら許したくなかった。


特に、死体など大嫌いだった。

放っておけば、バクテリアに分解されてどんどん醜くなっていってしまうもの。


価値の無い、ただの塊。



彼はいつしか、親の用意したレールの上を歩き、


いつの間にか執行所の人間になっていた。



歳の割には、素晴らしい出世だった。




< 442 / 860 >

この作品をシェア

pagetop