カラカラライフリズム



中古だったので、写真で見たよりずっと古い上、


服で見えなくなっている部分には小さなヒビまで入っていたが、


笑みを浮かべる小さな少女とその傷が、かえって魅力的に見えた。



そして、彼はその時初めて自分が落ち着いている事に気付いた。
 

冷たい身体の人形を抱き上げると、不安も苛立ちも、


全てが治まっていくようだった。


いつまでも終わらない、安らかな気持ち。






自分が求めていたのは、これだ。




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