カラカラライフリズム



ただ、一樹は違った。
 

初めて会った時から、現在に至るまで一樹は冷静沈着そのものだった。


しかし、執行所に従順になるでもなく、逆らうところは逆らって、

『自分』を見失う事が無いようだった。




それが、羨ましかった。


 

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