カラカラライフリズム



表情までは読み取れなかったが、その少年の雰囲気は、

どこか一樹と共通するものがあった。
 


藤原の視界は、徐々に暗くなっていった。


彼は、頭の奥で走っていた。


早く、この事を二人に伝えなければ。

こうなったら、直接乗り込んでしまってもいい。

早く、言わなければ……。


< 515 / 860 >

この作品をシェア

pagetop