カラカラライフリズム


大量の血が、かつて見たのであろう景色と重なる。

アパートのように狭い部屋……何かに圧し掛かられて、

動けない自分……そして記憶の中の自分の手にはナイフが握られ……

ああ、頭が痛い……。
 

そして、一瞬そのナイフで自分が藤原を殺したような錯覚に囚われた後に、

正気に戻った。



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