カラカラライフリズム
「弟を、CPGにされたんだ。
でもそれは冤罪で……、証拠もあったのに、
『身内の証言は法廷で認められない』と言われて、無理矢理連れて行かれた……」
佐野は、机の上にボトルを並べた。
その中から錠剤やカプセルをいくつか手に取り、お湯で飲み下す。
何の薬かよく分からないが、サプリという嘘にはとっくに気付いている。
「……家族がCPGになった後、……残された人間が、
世間からどんな扱いを受けるか知ってるか?」
「ワイドショーレベルの知識なら、あるよ」
「俺んとこは、一家離散した。
父親は失業して蒸発、母親は酒浸りになった挙句、道をふらふらしてたところを事故死。
末の妹も施設に引き取られて……遠いとこに里子に出されて、虐待された。
そのせいで、植物状態になってる。
俺も……、随分殴られたな。
変な奴等に目ェ付けられて。
網膜剥離でこっちの目、失明しかけたし……」