カラカラライフリズム
「お前に言われたくないよ、人殺し……。
あ、もしかして泣いてるのか?」
「泣いてない! これは、顔洗った時の水で……!」
「皆まで言うな、俺には分かってるから……。
そうか、目が半開きになってる胎児は刺激が強かったか、そうか……」
「だから違うって言ってんじゃんかよー!」
反論しながらも、倉本は今をとても楽しんでいた。
倉本は、これまで嘘を吐き続けてきた。
しかし、本音で話すのは何と気楽なのだろう……!
自分達は、確実に破滅に向かっている。
その事に後悔は無いが、少しでも長く佐野との関係が続けばいいと思っているのも確かだった。