カラカラライフリズム
佐野は笑いが治まると説明してくれた。
「……人体は、アミノ酸の塊だ。
良質の脂肪だってとれる。
何にだって使えるさ。
医薬品メーカーにだって売れるし、海外だともっとあからさまだぞ?
まあ、死体の扱いが杜撰で、使い物にならない例もあるけどな」
「死に損と殺し損ってこと?」
「まあな。
俺の場合は、『患者』が持ってくるってケースが多いから、そんな事ないけど……。
ちなみにそこの坊やだって、五ヶ月を過ぎた妊婦が、堕胎しに来たやつだ。
育ち過ぎてたから、結局切開した」
「ふうん、堕胎ね……」
倉本は、吐き捨てるように言った。
朝から、嫌なものを見聞きした。
「結構儲かるんだぜ」
「ったく、よく言うよ。人殺し……!」