カラカラライフリズム
そして、にいぃ…と口の端を攣り上げて笑う。

一樹は、背筋がぞっと寒くなった。

熱の所為か危機を感じているからなのか、
全身が汗ばむ。

執行史養成所の授業で、
ナイフを目前に向けられた事は何度もあった。 
 
だが、殺気とでもいうのだろうか…

…当然だが、伝わって来るものが、
演習の時とは遙かに違う。






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