俺.AND.ROID


アンドロイドの女の子もあんな声出しちゃったりするのかな。


俺は真っ昼間から変な妄想ばかりしていた。



休日のバイトはのんびりしているから俺はその時間を妄想に費やしている。




今日はいよいよアンドロイドちゃんと1日一緒なんだっつの。


なんとかしたいもんだねぇ。



俺があれこれと考えをめぐらせているうちに、朝から降っている陰鬱な雨がどんどん強さを増していく。



~♪~♪



いつものメロディーと共に入ってきたのは…



やっぱりアンドロイドちゃんだ。



つか濡れすぎだろ!?


傘さしてなかったのかよ。



「アンド…じゃなかった、近藤さんそれ拭いたら?」



俺はびしょ濡れのままスタッフルームに入ろうとするアンドロイドちゃんに白いタオルを差し出した。



アンドロイドちゃんは不審な目で俺を見つめると、



「…ありがとうございます」



と言ってタオルを受け取り、さっさと中へ入っていった。



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