俺.AND.ROID

○彼女が笑うとき



なんだかんだやってるうちに、今日はアンドロイドちゃんとはあんまり喋れずに上がる時間になった。


制服を脱いで、ふと外を見ると

「うっわ。スゲー」


昼間ザーザー降っていた雨が、今やザブンザブン状態だ。



傘持ってきてねぇんだよなぁ。


仕方なく、コンビニのビニール傘を購入。



そして俺は自動ドアを抜けた。


そこにはこの雨で立ち往生していると思われるアンドロイドちゃん。




これはチャンスか?


チャンスなのか?




「近藤さんどうしたの?」



俺は今や笑顔満開のとっても爽やかな好青年だ。


そこらへんの変態野郎と一緒にすんなよ~。


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