俺.AND.ROID

○彼女が泣くとき



外ではさらに激しい雨が降り続けていた。



今日はアンドロイドちゃん帰れないだろうな…



なんてほのぼの考えていると、俺は大変なことに気づいた。



アンドロイドちゃんとの甘い夜が!!!


てか、もう寝ちゃってるし!!!



俺は完璧にアンドロイドちゃんのペースに呑み込まれていた。


玄関でのことといい、さっきのラーメンといい、今といい、この子はなんだ?


これが世に言う天然というものなのか?


天然といえば、俺の中ではサキくらいしか思い浮かばない。


男の部屋に入っていながら、このくつろぎ様はなんだ?


ただ無知なだけか?


まさか計算ってことは…



チラッと後ろを振り返ると、アンドロイドちゃんの綺麗な顔が俺の方を向いていた。



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