危険中毒
己が、

私を

産みだした場所へ。


拒む
私の
自由を奪い


何度となく、
何日となく、
昼夜を忘れ耽るアナタに


私は驚愕した。


母よ。





親子の罪を問うた私に
アナタが、答えた言葉は


私を壊すには十分だった。


『アンタは、私生児よ。
親は、この国。
あたしたちは、手当をもらって
戸籍を与えただけよ。


私は、アンタを
奴隷程度にしか
みてないわ。


わかるでしょう?

アンタを育てたのは
マリアなんだから。』


マリア・・・


私の


当時のベビーシッター


『・・・議院なのよ?

あんなハゲ、
愛してなんかないけどさぁ。

スキャンダルは、
命とりでしょ。

・・・あんたも、
私に
逆らうな。』

首を絞められ、
繋がりながら
言われた台詞。

喘ぎながら
吐くコトバか?



『マリアは・・・?』


掠れる声で
無理矢理与えられる
刺激に堪えながら問う。


『バラしたわよ。』




 


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