何度も恋していいですか…
「すいません。撮っていただいてもよろしいですか?」母親が近くにいた親子に声を掛けた。


「あっ、いいですよ。それじゃ、そちらに並んで。」


僕はその母親と一緒にいる少し不良っぽい新入生に目を奪われていた。


「ハイ、チーズ!」お決まりの言葉と共にシャッターが切れる音がした。


僕の目がその子に向けられた写真が残った。

< 3 / 5 >

この作品をシェア

pagetop