何度も恋していいですか…
その子は少し俯き加減で、上目使いで僕を見ていた。


「それじゃ、お願いしていいかしら…?」


その子と母親が並んだ。少し間を開けて並んだ。


「はい、チーズ!」


どうして、そんなにチーズが好きなんだろう。気の利いた言葉はないのだろうか。


「ありがとうございました。」礼を言うとその親子は門をくぐって行った。


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