びいだま

恋をおわらせる方法


とはいっても・・・・


翌日の教室で、コマキに「何からしようか!!」と張り切って言ってみた私に・・・


「残念ながら、本格的な活動は、夏休み終わってから、だよ?果歩・・・・」


えぇ~?・・・・・


思わずうつむいたわたしを、小首をかしげたコマキがよしよしと頭をなでた。


「垣っちは何も言ってなかった?」


「・・・・うん」


「・・・でもさ、絶好のチャンスだと、思わない?」


「チャンス?」


「そうだよ」


そう言ってキラキラと目を輝かすコマキ。


やばい・・・こうなると、やばい。


「よ~し、のってきたぞ~!!」


いや、誰もノセては、ないから・・・・。


早速ひらめいた!と、コマキが携帯を取り出してなにやらメールを送ってる。


「コマキ?あの・・・・見えてる?聞こえてる?」


てか・・・突込みどころいっぱいあるんですけど。


いつのまに「垣っち」?


んで、「チャンス」って何?


お願いだから、余計なことは・・・・しないでぇ~。って・・・・。


携帯を片手に満面の笑みでにんまりするコマキ・・・・。


何・・・・なんなの~~??


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