キケンな放課後
「…まだ一緒にいたい」




あたしの口は勝手に動き出す。


ダメだと思うほど、
あたしの口は言うことをきかなくなった。




「…未海ちゃん」




海斗はそう言って
あたしを優しく抱きしめてくれた。



外は少し寒くなってきていたから、
海斗のぬくもりがいもより温かく感じた。



…しばらく無言の時間が流れる。




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