キケンな放課後
「未海ちゃん、うち来る?」

「え…?」




少しして、
海斗が口を開いた。


…海斗の家?



「今日、うちには誰もいないよ。
 親も妹も出かけてる。」

「…いいの?」

「うん。」




…海斗の家。


行くってことは、
もしかして…?



「…じゃあ、お邪魔しようかな?」

「うん。行こっか。」




あたしは少し悩みながらも
海斗の家に行くことにした。


海斗はまたすぐに
あたしの手を握ってくれた。


…ドキドキする。


初めて行く、海斗の家…






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