究極のメソード
その言葉を聞いた男たちから
どよめきが起こります。


そして


一番右端の男が
にやにやと笑いながら


懐から何かを出しました。


銀色に輝くバタフライ。


飛び出しナイフを手にした男は
にやにやした表情のままこちらに背を向け


闇へと消えていきました。


他の男たちも
何かに取りつかれたように
ぞろぞろと消えていきます。


一人取り残された私。
なんだか胸騒ぎがします。


でも夜の闇は
私には何も教えてくれませんでした。
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