究極のメソード

昔の男前

さとみの声を聞いて
心が落ち着いて行く俺。


こんな気分は久しぶりだ。


窓の外は青空。
俺の心にも少し日差しが
差し込みつつある。


しかし平穏というものは
破られるためにあるのだろうか?


突然病室のドアが乱暴に開く。


病院に似つかわしくない音をたて
現れたのは


これまた病院に
似つかわしくない男。


今時ダブルのスーツに身を固め
髪にはこれでもかと整髪料を
振りかけてある。

にやにや笑いながら
男は俺に声をかける。
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