究極のメソード
生還したという確かな実感を胸に
歩いて行く。


退院した俺は真っ先にさとみの家に向かっている。

さとみの素敵な笑顔を見たら


俺の中の生還したという実感が
さらに増すことだろう。


早くさとみに会いたい。
足取りが速くなっていく俺。


さとみの住むマンションについた俺は
階段を駆け上がり
そして呼び鈴を押す。


さとみは高校へ通うため
親元から離れて


このマンションで一人暮らしを
してるんだ。
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