涙が出ない【短編】のレビュー一覧
4.8
悲しい時に涙が出ない
大切な人が死んだ時も
学校の卒業式も
わたしには心がないの?
でも、家族や友だちが大好きだし
彼氏もいて恋もしてる
「この主人公は、私だ。」
ページを捲る度、その思いは強くなっていきました。
「心がないんじゃなくて、現実を受け入れられないからだよ」
「死んだ人がまた帰って来るって思ってるんだろう?」
由奈はそんな祖父の言葉で自分が泣けない理由に気づいたけれど
私は自分で気づいて、由奈よりずっと前から知っていました。
大切な人が死んでしまったなんて、突然過ぎて信じられなくて、いつかひょっこり姿を現しそうな気がして。
私は由奈と同じ。
だから由奈にとても共感して、感情移入しながら読み進めました。
他にも同じ気持ちでいる人、いるかな?
沢山の人と共有したい作品です。
涙が出てこない
また逢えると…
大切だからこそ
いなくなる事実を受け入れられないんだ。
とても共感出来る作品です。
短編なのに思いがすごく積もっていて最後のページでは涙が・・・。
人の死を受け入れられないから涙が出ない。すごくその通りじゃないかなあと思いました
綺麗な文章で読み易い素敵な作品ですね! ぜひぜひ読んでみて下さいねっ♪
綺麗な文章で読み易い素敵な作品ですね!
ぜひぜひ読んでみて下さいねっ♪
評価レビュー依頼トピから来ました
表紙にも書かれていましたが、やはり童話ジャンルの方がしっくり来る気がしました
主人公の成長の一瞬を捉えた作品と感じましたが、随所にワンポイントの描写を入れれば、もっと美しい文章になると思います
あと、主人公が死を理解し受け入れた瞬間ですけど、祖父の言葉が契機になったにせよ、やや唐突な感を受けました
もっと自問自答のような葛藤や、フラッシュバックのような回想を入れれば、より読者の胸に迫る展開になると思います
それから細かな部分ですが、妹の件での母親の表情に、自分の子供が無くなった親にしては違和感がありました
このまま使うのであれば……友達や、親戚の子供にした方がしっくりくるかもしれません
『死』という難しい題材を、疑問と回答でシンプルに書き出しています。
それでいて、主人公が初めて知る痛みが書かれていて、ぐっと迫ってくるものがあります。
素晴らしい作品です!
いろんな世代の方に読んでほしい作品です。
ジャンル[その他]ですが[絵本・童話]として子どもさんと一緒に考えながら読んでもよさそうな?そんな作品です。
大切な人の死は辛いものです。だけど、その事実とちゃんと向き合って、ちゃんと悲しんでこそ、人は本当に前へ進めるものなのでしょうね。
“悲しんでばかりじゃ前へ進めない”なんて言葉は、ひょっとしたら都合のよい大人の逃げ口実なのかもしれません。
個人的には学生時代に読んだ心理学の本を思い出し少々懐かしくもありました。
孫の心に寄り添う賢者、おじいちゃんの言葉が秀逸です☆
感情というより、「死に対する認識」の変化をテーマとした作品と受け取りました。
人生の先達である祖父の言葉を契機とすることで、テーマ自体の重み、作品の深みを上手く増しています。
受け入れるのは大変です。認識しない、から受け入れる、への一瞬の変化を描き出した素敵なショートショートです。