神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
そう言って彩音の頭をなでているのは人型の妖だった。
服は赤い袴の巫女服、上の着物には赤い紐で模様が多少あるものの、間違いなく巫女さんだった。
ただ、人とは違う点として…頭に大きなネコ耳が付いていた事と、お尻から2本の尻尾が生えていたことだ。
髪は長くストレート、特に縛ることもなく風にサラサラと流れていた。
そして左手には、昔の儀式に使われていたような、鍔の付いていない真っ直ぐな刀が握られていた。
月読(ツクヨミ)と呼ばれた妖は、忍の顔を見て叫んだ!
「こら忍!ワシに挨拶もできんのか!」
呼ばれてビクッとした忍は、慌てて答えた。
「ご、ごめん月姉!お久しぶりね!忙しい中来てくれてありがとう!」
「ふん、まぁよいわ、それよりワシを呼んだ理由は何じゃ!!」
なおも叫ぶ月読に慌てて答える忍。
「修行よ!修行!月姉にお願いしようと思って呼んだの!」
「そうか…次は手加減しないぞ?また、前みたく泣かせてやろう。」
ニヤリと笑ったネコ耳巫女に対して、忍は頭を激しく横に振って、否定した
「違うわよ!修行するのはそこの男よ!」
その言葉を聞いた月読は、透の方へと視線を向けた。
服は赤い袴の巫女服、上の着物には赤い紐で模様が多少あるものの、間違いなく巫女さんだった。
ただ、人とは違う点として…頭に大きなネコ耳が付いていた事と、お尻から2本の尻尾が生えていたことだ。
髪は長くストレート、特に縛ることもなく風にサラサラと流れていた。
そして左手には、昔の儀式に使われていたような、鍔の付いていない真っ直ぐな刀が握られていた。
月読(ツクヨミ)と呼ばれた妖は、忍の顔を見て叫んだ!
「こら忍!ワシに挨拶もできんのか!」
呼ばれてビクッとした忍は、慌てて答えた。
「ご、ごめん月姉!お久しぶりね!忙しい中来てくれてありがとう!」
「ふん、まぁよいわ、それよりワシを呼んだ理由は何じゃ!!」
なおも叫ぶ月読に慌てて答える忍。
「修行よ!修行!月姉にお願いしようと思って呼んだの!」
「そうか…次は手加減しないぞ?また、前みたく泣かせてやろう。」
ニヤリと笑ったネコ耳巫女に対して、忍は頭を激しく横に振って、否定した
「違うわよ!修行するのはそこの男よ!」
その言葉を聞いた月読は、透の方へと視線を向けた。