神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
「この前の借りはきっちり返すぜ!!お前の相手は俺がする!」


「悪いけど二人っきりにはさせないわよ?私もこいつだけは許せない。」

呪符を構えた沙綺に追い付いた忍が、前鬼の肩から飛び降りて沙綺と並んだ。

彩音は後鬼と共に透の元へ向かっていた。

これで形勢は鵺対透達三人と、刹那対沙綺達二人に分かれた。
今までの鵺1人よりも遙かに不利になった退魔士達は、一同焦りを隠せなかった…。


刹那は沙綺達の方へ向き直ると、凍てつく吹雪を浴びせかけた!


「凍った貴方達が旦那様に砕かれるなんて…ゾクゾクしちゃうわ。」


「そう何度も同じ手にかかるかっての!!」


沙綺は吹雪が吹き付ける前に呪符を前方に放ち、簡易結界壁を作り上げた!

結界壁が白く凍り付いてひび割れ始めた頃、その向こうでは空中に円形呪符を張り付けた沙綺の姿があった!
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