神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
次の瞬間鵺に弾き飛ばされた透の体は、鵺と瓜二つに化けていた!


「うぉぉおこんな結界で縛れると思うなぁ」

バシィィィィイイン

妖力を最大まで上げた鵺は、呪符を燃やし尽くして結界を打ち破った!
そして肩でゼエゼエと荒い呼吸をしながら、鵺は白煙を立ち昇らせていた…。


「お前の体はいただいたぜ!!…これで五分だ!」


透は消耗している鵺に向かって口の端をニヤリと上げた。


自分と同じ姿の透の余裕ぶりをみた鵺は、フラフラと空を見上げると、顔に手を当てて笑った。


「ふふ…ふははは!はーっはっはっはっは」


「何がおかしい…形勢を逆転されてイカレたのか?」


「これが笑われずに居れますかたかが体一つ真似ただけで全てが同じとでも
それならこの姿のイチゲキヲウケテミルガイイ」


透にそう叫びながら、鵺は妖本来の姿に変身していった!
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