神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
胸元の白い毛から微かに見える光は、何かの首飾りのようにも見えた。


(白蛇よ…奴から神仏の気を感じないか?)


心の中に問いかけた幹矢は回答を待った。


『…はい…確かにアレは私と同様の力です…。』


白蛇は至って単調に答えた。


(やはり…あれが奴の力の源か…。ならばあれを破壊すれば…。)


幹矢はおもむろに彩音の前に立つと、危険だから下がっているようにと小声で言った。


そして沙綺には、必ず隙を見つけたら禁呪を発動させるようにと、再度言いつけた。


「言われなくたってやってやるよ!俺にはもうこれしか出来ねーからな!」


そう答えると沙綺は、どのタイミングでも適切な術を発動できるようにイメージを固めた。







…一方その頃、透の身に変化が起こり始めてるとは、誰も考えては居なかった…。
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