神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
透は左右の鬼を見つめると、いきなり顔を蹴りつけた!


ドゴンッ!と人間の力とは思えない威力と音で鬼は横に吹っ飛んで倒れた!

そんな鬼に向かって、透は怒声を浴びせかけた!


「何をダラダラやってやがるボケがぁテメー等それでも鬼の看板背負ってんのか」


片膝をつく姿勢に戻った鬼達は、喉をうならせて透を恐れているようだった。


腹の底から怒鳴り散らした透は、首を横にゴキゴキっと鳴らして鵺に向かって歩きだした。


「テメーか?俺様の眠りを覚まさせた馬鹿は覚悟は出来てんだろうなぁあぁ」


「キサマハダレダカグラデハナイノカ」

鵺め思わず忍に乗せていた足をどかして後ずさった。


なおも近づいていく透は鵺の問いかけに素直に答えた。
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