神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
「俺様は鬼族の王…酒呑童子。ちったぁ聞いた事あるんじゃねーのか?」

透に宿っていた謎の妖は酒呑童子(しゅてんどうじ)と名乗った。

それを聞いた幹矢は思わず声を上げた!


「酒呑童子だと…あの八叉の大蛇の息子にして鬼の王…。日本神話からの妖…。」


幹矢の言葉を聞いた沙綺も、驚きのあまり口を開けたまま何も言えなかった。


「クッ!ジャマヲスルナラキサマモシネェ」


鵺は恐れてしまいそうな自分を振り払って透に飛びかかった!
そして全体重を乗せた強烈な一撃を食らわせた!


ガシィィィィイイイイ


だが、一発でトラックさえも横転させかねない強烈な一撃は、鵺より遥かに細い透の腕一本に止められてしまった!

そして透は鵺の腕を左手で掴んだまま、ギリギリと拳を握り、ついにはその腕をグシャリと握り潰してしまった!


「グァァアアアバカナァ」
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