神楽幻想奇話〜鵺の巻〜
「まだだぁ弐の型禁」


壱の型で身動きを封じた空間を、弐の型は空間ごと圧縮していった!


「コノジュツハミカゲノゴァァア」


「不動さん奴にトドメを」


何とかもがいて抜け出そうとする鵺に、透は冷笑を浮かべて笑っていた。
その様子を視界の片隅に置きながら、幹矢は懐から禊を取り出すと呪言を唱えた!


「払い給え清め給え慈悲深き神の御手で不浄なる者を救い給え」


ゴォォォォオオオオオ


幹矢が禊を振り降ろすと同時に天罰の炎が鵺の体を包んだ!


「グァァァァアアアア」


鵺は炎に苦しみもがきながら、人型と妖の姿の安定を失っていった。
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