あなたの隣






「うわぁぁあ〜っやっちゃった〜っ絶対変な奴って思われた…。………でも、」



帰ってきた!



四年間、心配で、心配で、胸が張り裂けそうなくらいだった。


でも、




待ち焦がれた今日という日は始まったばかりの夏休み!



神様、というものがもしいるのなら…心の底からありがとうを言いたいです。



私は、拓真がいる部屋まで跳んだり跳ねたり回ったりスキップして、


自分でも訳がわからないくらいはしゃぎながら駆け抜けていく。




確かにこの身体に感じた、

感触、

体温。


依介おじさんが確かに此処にいることを再び噛み締めると、


目の奥に熱いものが込み上げて来た。




それを振り払うようにしておもいっきり走った。
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