海くん、だーいすきっ
私は教室に戻り、荷物を自分のカバンにしまう。
教室の窓からも野球部が良く見えるんだ。
海くんが投げてる…。
「かっこいいなあ…。」
海くんを見てる女の子たちに言いたい。
『海くんは私の彼氏だからあんまり見ないでっ』
彼女だからって
そんな権利無いのにね。
海くんが手を止めて、ふと、教室を眺めた。
嘘っ…見てたの気付かれた?
私が手を振ると
ニコっと、笑ってくれた。
赤くなる私。
「バレてない、バレてないっ」
そう、自分で思い込んだ。