美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
「今…チューした?」


「した…。
ごめん。あんまり可愛いから…つい?」

江利子の頬が、みるみる赤くなり、耳までも。


「嫌だった?」


柔らかい江利子の髪に、そっと触れた。

「ヤ…じゃない。」

「江利子…。
勝手な言い分かも知れないけど…、もう一回俺を彼氏に……してくれないか?」

「えっ…?」


キスした時より、もっとびっくりした顔になる。


「身勝手だよな。
江利子をあんな形で裏切っといて、やり直したいなんて。」

「一也…。夢じゃないの…?」


「夢じゃないよ?」

おっきな瞳に涙が浮かぶ。


「じゃあ…約束して?もう、誰の気持ちも受け入れないって…あたしだけを見るって。」


「受け入れないし、江利子をずっと愛していきたい…。」



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