美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
翌朝、待ち合わせの駅に来た江利子に、夕べの事を報告した。


「それは嬉しいけど……どうしよう。」

いつもの強気な江利子が消え、不安げに俺を見る。


「どうしようって、何が?」


「挨拶に行く様な服ないかも…あ、靴も無かったかも…。」

そっちかよ…。


「江利子は何着ても似合うから大丈夫だと思うけど?」


「こずかい前借りしてみようかなぁ…。
あーっ、こんな事なら、あのワンピ買うんじゃなかったよ。」


スルーかよ…。


「別に、結婚の挨拶じゃないんだからさぁ?」


「一緒にしないで!付き合いの挨拶が大事なんだからね?

最初に好かれるか、そうでないか。

凄く大事なんだからね?」


「見た目より中身だろ?」


「まずは見た目から入るの!!」


ムキになる江利子。

「はいはい。」


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