美女と野獣!? ~モテない男と、美女のキセキの恋~
恭一は、次々と喋りまくる俺を見て圧倒されていたが、スルーした。


「誰だ?誰なんだ?江利子の好きな男って!」


そんな俺を見て、恭一がため息をついた。


「お前は、江利子のオヤヂか?
そんな必死になるなよ。
まっ、自分で考えろや。俺、失恋したばっかだから、癒さないといけないから帰るな?」


伝票を持ってレジに向かう恭一を見送った。


一人残された俺は、ボー然としたまま座っていた。


どれ位、俺はそうしていただろうか?


外に出た時は、もうすっかり暗くなっていた。


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