美湖 夜空を見上げてごらん?【月】

☆文化祭の悲劇

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・文化祭の悲劇・
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「美湖ぉー!!今日やっぱ文化祭の出し物決めだって!!」

心が教室に入るたびに言ってきた。

「う・・・・・・・・・・・いやだ。」

文化祭・・・・・・1年で一番嫌いな行事だ。

「はいはーい!!席ついて!!チャイムなっているの聞こえなかったのか?」

担任の関 祐二が入ってきた。

演劇部の顧問ということだけあって文化祭は大いに張り切っている。

やっぱ今年のうちらのクラスの出し物は・・・・・・・・・・・・・・・

「このクラスの出し物は劇にする。俺が脚本兼監督をするからな。まずどういう劇にするのか今日は徹底的に話し合ってくれ!!」

と、言うことで決まったのは『ある小さな国のお姫様が、妖精が見えて大冒険する』と、言う話。

関の提案でラブシーンも入ることになった。

「やっぱり主人公のこのお姫様は美湖でしょ!?」

学級委員長の小野寺 久美子が提案したことによってなぜか主人公の『アンジュ姫』という役をしなければいけなくなった。

「ええー、そしたらヒーローは?王子様はどうすんのよ?」



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