パラソルの下で
ホテルに到達し、エレベーターに乗り込む





上昇するエレベーターからは星を散りばめた様な綺麗な夜景が見えた





ガラスに映る私の姿は、夜景の輝きで今にも消えそうに弱い





部屋の前で深呼吸をしドアをノックする





「初めましてユリアと申します」





ドアが開かれ中から40代くらいの紳士的な男性が出迎えてくれた





私の仕事はこの男性を癒やし満足させてあげる事





「こっちに座って」





そう言われベッドにゆっくり腰を下ろした





途端に私を押し倒し、胸に顔をうずめてきた





さっきまでの紳士的な部分など微塵も感じられない





乱暴にうつ伏せに押さえつけて露わになった私の背中を舐め続けている





『余裕無いな~』




そんな生意気な事を心の中で呟いていた






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