私の禁断の恋


学校が終わり、放課後。

私の携帯に、一通のメールが来た。


それは高杉龍介からのメールだった。


From 高杉龍介
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これから会える?
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私はすぐに返信した。


To 舞歩
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うん。
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そして、待ち合わせはいつもとは違う場所。


いつものcofeから少し離れた場所にある公園…。

私は春佳と別れて、その場所に向かった。


そういえば今、気がついたことだけど、高杉龍介とは知り合いになってから会う場所は、いつもcofeだったな…。


どうしてかな?


でも、cofe以外の所で会えることがすごく嬉しかった。


あっ、制服のままだけどいいかな?


気付けば、私は約束の公園に着いていた。


暫く辺りを見渡すと、高杉龍介はベンチに腰掛けているのが見えた。


私は高杉龍介の所に小走りで近付くと、顔を覗き込んだ。
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