咲いても、枯れても1~サクラ色~
─────そう。
私は、拓の婚約者。
拓を支える立場。
その私が、弱腰でどうするの?
不安を拭ってあげたい、と思うのならば、それなりの行為をするべき。
私に出来ること全てで、拓を支えたい。
いや、支える。
『ねえ、何があったの?私、何でもするわ。だから教えて。私もあなたと同じで居たい』
何のためらいもない。
ただ、貴方の傍に。
いつでも、貴方の心の中に居る桜は私で居たいから。
その私は、いつでも柔らかく温かい手で貴方を支えたいから。
ガラスの向こうで、今も尚散り行く桜。
桃色も、もう終わってしまう。
なんだか、ものすごく切なくなってしまう。
散り行く桜と、儚い貴方の姿が重なってしまって。