咲いても、枯れても1~サクラ色~




『俺は、白純美を離したくない。一生何があっても、俺だけのものにしたい』




強引に抱きしめられる。



もう、どうしようもないくらい貴方の不安が伝わる。





どうにかしてあげたい、と思うけれど、その核心に触れられない。




触れられない、というより


触れたくない、というべき。




今、これ以上拓を問い詰めても良くない。





いつか、私に言ってくれるのを待ちたい。




信じてるから。




ずっと、信じて待ってる。






『拓、私はずっと傍に居る。離されても、離れないわ。どこまでも追いかける』




私なりの、精一杯の想い。





不安の核心に触れない自分が、煩わしい。




けれど、これで良いのだと思う。




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