LOVE SONGS
Scene.04
夜になりはじめた道を薄い日差しの色が染めていた。
だんだんと夏が近付いてきた。
祝日の続く連休。
あたしはバイト先から自転車で家に帰っていた。
一月程前から、あたしは短大三年目、ヒロは社会人一年目を迎えていた。
『ヒロ〜。今バイト終わったよん。』
今年度初めの大型連休。
ヒロの会社も休みだった。
『休みのうちに引越ししちゃわない?今日にでも。』
『今日!?』
もう夜になる。
『服とかだけ持ってくればいいし、タンスとかもうちにあるし。簡単でいいから。』
『ずいぶん急だよね。』
『いいじゃん。』
本当にヒロは我が儘だ。
だんだんと夏が近付いてきた。
祝日の続く連休。
あたしはバイト先から自転車で家に帰っていた。
一月程前から、あたしは短大三年目、ヒロは社会人一年目を迎えていた。
『ヒロ〜。今バイト終わったよん。』
今年度初めの大型連休。
ヒロの会社も休みだった。
『休みのうちに引越ししちゃわない?今日にでも。』
『今日!?』
もう夜になる。
『服とかだけ持ってくればいいし、タンスとかもうちにあるし。簡単でいいから。』
『ずいぶん急だよね。』
『いいじゃん。』
本当にヒロは我が儘だ。